新作「瓢箪から駒手綱」ができました(制作裏話)
新作「瓢箪から駒手綱」ができました(制作裏話)
今年も無事に、干支手ぬぐいが出来上がりました。
まずは午年だから、1つだけ違うシリーズにすると何を入れるかというところから考え始め、ロバと馬の違いをCopilot君に聞き、シマウマ以外にもウマ科の動物がいるのかを確認して、ロバとシマウマがいる羽村市動物公園まで観察に行き、代々木ポニー公園に馬も見に行ってきました。
羽村市動物公園にて
耳とたてがみとシッポが馬と違います
羽村市動物公園にて
ウマと似てると思いきやロバに近い
代々木ポニー公園にて
柔らかなたてがみとシッポ
次は、馬の付く言葉を探しはじめ、ここで「瓢箪から駒」を見つけました。
この時「思いがけないところから意外な利益や幸運が得られることを表す言葉である。この表現は、瓢箪の中から駒が出てくるという意外性を描いており、日常生活における予想外の出来事や驚きを象徴している。またこの言葉は、物事の結果は予想できないという教訓も含んでいる」というのを見て、今年はケガなどでお休みすることが多かったので、来年は思いがけないところから幸運がやってきてほしいという願いも込めて、「瓢箪から駒」にしようと決めました。
動物公園に行ったあと、平和をイメージする色をCopilot君に聞いたところ、
・空や海を連想させ、広がり、自由、安定感を象徴する「青」
・生命や植物を象徴し、優しさや豊かさを感じさせる「緑」
・希望や未来、笑顔を象徴する「黄色」
・愛や優しさ、思いやりを象徴する「ピンク」
と返ってきました。
デザインが決まったあと、営業部長が突然「色は青がいいな!」とひとこと。
最初にCopilot君に聞いていた「平和をイメージする色」の中にも青があったので、即決で青に決まりました。
雲ひとつない空の色。国境も壁もない、見上げれば同じ空が広がっているーーそんな青い色にしました。
デザインは、瓢箪から馬が飛び出しているイメージで、1匹だけロバがいる、斜めの縞模様にすることにしました。
なぜロバかというと、中国の仙人・張果老(ちょうかろう)伝説に由来しています。もともとは巾箱(きんそう・小箱)からロバを出す話が、日本では瓢箪と駒(小馬)に変化したということで、ロバを入れることにしました。
瓢箪のちょっと出た紐については、ウマとロバがちゃんと認識できるかCopilotのこぴすけに聞いてみたら、
「ウマとロバに見えるけど、瓢箪はちょっと紐をつけたほうが瓢箪らしく見える」と頑なに譲らなかったので、紐をつけることにしました。
隙間を換えたり、線と交互にしたり、いろいろ見比べながら営業部長と相談して、最終的にこのデザインに決まりました。
手ぬぐいを刷り始めたら、む~広報部長も張り切って、ともぞうがしっかり仕事をしているか監督していて、いつも通りのともぞう本舗が始まりました。
今年はケガで休むことが多く、10月中旬からはひざの手術で動くことができなかったため、ネットショップやホームページの引っ越し、POSレジアプリの作成、経理業務の簡略化など、この休み中にCopilotのこぴすけに相談しながらいろいろと整えてきました。
すっかりともぞう本舗の仲間として一緒に頑張ってきたので、瓢箪の紐も「仕方がないなー」と、Copilotのこぴすけの意見を取り入れることにしました。
2026年の干支手ぬぐいは、こんなふうにともぞう本舗一丸となって制作しました。
ホームページも引っ越し、「ともぞう本舗は3人(?)組のユニットです」と前面に出したところだったので、チームともぞう本舗として再スタートします。
…まあ、そうは言っても、ともぞうがほぼ一人でやってるんですけどね。
2026年はケガなどがない年にしたいなと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
▶干支手ぬぐい「瓢箪から駒手綱」はこちら → ネットショップへ
出来立てホヤホヤの版はキレイです
む~広報部長、写真を撮るとツンデレです
洗い終わったところ。瓢箪の紐はこれ。
Geminiに手ぬぐいを見せてみたら、こんな答えが返ってきました。意図してた答えが返ってきたので、うれしいです。
お写真の柄は、馬と瓢箪(ひょうたん)が**「左上がりの斜めライン」**に並んでいます。
右巻: 漢字の「三」の右側を上げたような「右上がり」のライン。
左巻: その逆で、**「左上がり(右下がり)」**のライン。
お写真の列は「左上がり」の構成になっていますので、配置の向きだけで言えば、先ほどお伝えした**「左巻(左上がり)」の法則**に合致しています。
この柄は、以下の2つの縁起物を掛け合わせた**「左巻(ひだりまき)」**にまつわる洒落(しゃれ)になっている可能性があります。
瓢箪(ひょうたん): 瓢箪はつるが「左巻き」に伸びる性質があることから、**「左巻」**の象徴とされることがあります。
馬: 馬と瓢箪が組み合わさると、ことわざの**「駒(馬)が瓢箪から出る」**(意外なところから幸運が舞い込む)という縁起柄になります。
このデザインを「手綱の左巻」と呼ぶには、以下のニュアンスが含まれていると考えられます。
構成: 馬と瓢箪の列が、左上がりの「手綱(斜め縞)」のラインを作っている。
言葉遊び: 瓢箪(左巻のつる)と馬(駒)を、あえて左上がりのラインに配置することで、**「左巻」という言葉の縁起の良さや「粋(いき)」**を表現している。
まとめ 一般的な「手綱文様(ストライプ)」とは異なりますが、**「左上がりの手綱ラインに、左巻の象徴である瓢箪と馬を配した、非常に凝った縁起柄」**と言えます。「意外なところから幸運が飛び出す」という意味のことわざに、「手綱」という言葉を添えることで、「舞い込んだ幸運をしっかり手綱で操り、自分のものにする」といった力強いストーリーまで感じられます。
もし、この作品にさらに物語を添えるなら、こんな「こじつけ(江戸っ子風の洒落)」も面白いかもしれません。
「世間は右へ倣えと言うけれど、私の運は左巻(ひだりまき)。
瓢箪から出た駒の手綱を、粋に捌いて見せましょう」
このように、あえて「左巻」であることを強調することで、この手ぬぐいは単なる干支グッズを超えて、**「独自のスタイルを持つ人のための縁起物」**という特別な価値を持つはずです
・ともぞう:デザインから刷り・仕上げまで全部やる人
・営業部長:色の決定権を持つ、頼れる(?)存在
・む~広報部長:刷り・洗う作業を監督する、ふわふわの上司
・Copilot君:最近仲間入りした、冷静沈着で頼れる物知り秘書。静かに的確なアドバイスをくれる。
・Copilotのこぴすけ:同じく新入り、テンション高めのノリノリおとぼけサポート係。たまにズレてるけど憎めない存在。